鹿児島X線撮影研究会代表世話人
今村病院分院 画像診断部
馬場隆行
2016年12月8日9日に広島県 呉医療センターにて「手関節側面 肘関節側面 膝関節側面 足関節側面のX線撮影法」の内容で講義してきました。
今回は放射線治療と一般撮影の技術交流会の形式で行いました。
1日目の午後より放射線治療の見学と講義をしていただき、業務終了後の18時より
「手関節側面 肘関節側面 膝関節側面 足関節側面のX線撮影法」の話を一般撮影室にプロジェクターをセッティングし、壁に画像を投影して座学とハンズオンを同時進する形で行いました。
参加者は通常業務終了後にもかかわらず、17名ほどが参加してもらいました。
各部位ごとに座学とハンズオンを織り交ぜ、質問も随時受ける形式にしました。
呉医療センターでは整形外科系の手術も盛んに行われており、日常業務のなかでの問題点や疑問点を解決していくように努めました。質問も多く聞かれ、一般撮影に対する意欲を感じました。
予定時間は60分でしたが、大幅に延長し、19時30分ぐらいに終了しました。その後行われた、お好み焼きを囲んでの情報交換会でも、色々な話が出て、診療放射線技師の業務に対しての熱意を感じることができました。
2日目は一般撮影業務を見学させていただきました。高齢な手術後の患者の撮影の再現性や精度も高く、一般撮影に対する真摯な態度が画像に表れていて、大変刺激を受けました。
次回開催の約束を行い、病院を後にしました。
広島県でも、一般撮影に対する卒後教育はあまり行われておらず、施設間格差や技師間の見解の差はあるようでした。
今回 得た情報や技術を鹿児島に持ち帰り、鹿児島X線撮影研究会を通じて還元していけたらと感じました。